せっかくアメリカに住んでるので、Apple cardをゲットしてみました。話題性はあるけど何がいいの?というところをまとめます。大前提としてiPhoneユーザー以外は使えないようですのでご注意を。
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Apple Cardの申請はとても簡単
申請は非常に簡単で、Apple walletに申請画面が自動的に出てきます。勇み足で申請したのでスクショを撮るのを忘れていました。どうか心中お察しくださいませ。申請画面に名前や住所の情報を入れればその場で申請が完了し、審査に通ればWalletアプリの中にApple Cardが作られます。
申請すれば1-2分で審査は完了しました。どの程度かは分かりませんが、審査も比較的緩いという話も見かけます。尚、iPhoneに入っているWalletアプリからの申請しか出来ませんのでiPhone以外の方は申請できないという仕組みになっています。
Apple Cardの特徴とメリット
さて、Apple Cardは他のカードと比べて何が違うのでしょうか?
ソフトでもハードでも使える
先ほど”Walletアプリの中にApple Cardが作られる”と書きましたが、このソフトが本体です。別で申請すればかっちょいいチタン製の物理カードがもらえますが、このハードは仮の姿。あくまで本体はWallet内のカードで、ここからカード番号やセキュリティコードを確認できます。Apple Payに対応している店舗等ではiPhoneをかざしてWalletの中のApple Cardを使い、ネットショッピングではWalletアプリ上で確認できるカード番号等を使えば良いし、もしApple Pay未対応の店舗を訪れた場合でも物理カードが使えるよ、というApple Pay包囲網が敷かれたわけです。
優れたセキュリティ
物理カードには名前しかなく、カード番号もセキュリティコードも印字されていません。なので物理カードを落としても特に不都合はありません。拾っても番号が分からなければすぐには使いようがないからです。
先に書いたように、カード番号やセキュリティコードはWallet内のApple Cardで確認ができます。そしてなんと、カード番号はここで5秒もあれば変更できます。
一般的な他のカードでも、落としたりスキミングされた恐れがある場合は新しいカードを発行しますよね。通常だとカードが届くまで数日はかかるでしょうけど、Apple CardだとそれがWallet上で即座に出来るということです。セキュリティ的に強いですよね。
キャッシュバックが即日
使った額に応じてキャッシュバックがあるというのは他とカードと変わりませんが、Apple Cardは基本的に即日でキャッシュバックを受け取ることが出来ます。還元率は以下のように使い方によって変わります。
- 店舗で物理カードを使用 1%
- Apple PayでApple Cardを使用 2%
- Apple製品等、特定の商品や店舗での使用 3%
還元率を見るに、基本的はApple Payで買い物してね、というAppleの意図が見えます。
色んな手数料が無料
年会費や海外使用時の手数料、支払い遅延料等、一切の手数料が掛かりません。審査が緩めという話と合わせると、AppleはとにかくiPhoneユーザーにこのカードを作ってもらいたがっている感じです。
利用状況がApple Wallet内で見られる
Wallet内のApple Cardを開くと、何にいくら使ったかを見ることが出来ます。他のクレジットカードでもこういったものはブラウザや専用のアプリで見ることが出来ますが、Wallet内で見られるのは楽かもしれません。一方で、Wallet内でしか見れない、という不便さもあります。
物理カードが完全にAppleプロダクト
多分、Appleファンはこれに注目しているのでは無いでしょうか。僕は完全にこのカード欲しさ先行で申請しました。こんな感じで届きます。
開けるとこのようになっています。
並べてみた。
チタン製のカードはシンプルかつスタイリッシュ。完全にAppleプロダクトですね。ここまで所有感のあるカードはApple CardかAMEXのプラチナぐらいでしょう。AMEXプラチナなんて持ったことないですけど。
裏面にはゴールドマンサックスのマークも輝いています。
Apple Cardのデメリット
デメリットですが、Apple Card特有のデメリットと言えば、使用履歴がApple Walletで見るしかないということでしょうか。
あとデメリットではないですが、これまでのクレジットカードにない特徴は備えてはいるものの、「お得なクレジットカードか?」という視点で見ると還元率が特別に良いわけでもなく、発行による大きなキャッシュバックがあるわけでも無いので、魅力は薄いかもしれません。
おすすめの使い方
Apple Pay対応店舗等ではiPhoneのApple Pay経由でApple Cardを使用するのを基本とし、Apple Payが使えないところで物理カードを使用しましょう。そうすればキャッシュオンリーの店舗以外、全ての出費をiPhoneに集約できるので一元管理が可能になります。
もしくは、カード番号を簡単に変更することが出来るという利点を使って、Apple Cardを海外出張や旅行専用のカードにするということも考えられます。行って帰ってくる度にカード番号をiPhoneから変更してしまえるので、例え現地でスキミングされても悪用されるリスクを回避できます。
まとめ
今のところはこんなところでしょうか。ひとまず目新しさはあるし、Appleファンなら持ってみたいクレジットカードですね。ただ単純にクレジットカードとして見ると、セキュリティ以外は目立ったメリットがないかもしれません。
ただ、リスクを負ってでも審査を通りやすくしたり、あらゆる手数料を無料にしてお金をかけている辺り、AppleはApple Cardにかなり力を入れているように見えます。Apple的にはこのカードでApple Payの使用範囲を広げ、それによってiPhoneユーザーの消費動向を掌握したいのではないでしょうか。もしそうだとすると今後もApple Card普及のために色々な取り組みを行っていくでしょうから、今後の動向には注目ですね。
またしばらく使ってみたらアップデートします。とりあえず見た目がかっちょいいので、財布に忍ばせてニヤニヤしておきます。