アメリカ駐在生活

出来るだけ安くアメリカ・日本移動時のコロナ陰性証明書を取得する方法

前回日本に帰った際、以下の方法でコロナの陰性証明書を入手してアメリカ・日本を往復しました。必死で調べた結果、アメリカから日本は無料、日本からアメリカは約$30/人で渡航出来たので共有しておきます。2022年4月末時点の情報です。

アメリカから日本に渡航する際の陰性証明

結論から言うと、CVSのPCR、WalgreensのPCR、WalgreensのRapid NAATはどれも無料で、且つ日本入国に有効です。どちらのPCR検査も結果判明までに1-2日掛かりますが、WalgreensのRapid NAATだと2時間で結果がもらえるので個人的にオススメです。渡航3日前(フライト出発時間の72時間以内)に検査を受け、陰性であればその日の内にMySOSアプリで入国の事前申請が出来るので、審査時間にも余裕があり安心だからです。ただRapid NAATが提供されていないエリアもあるようなので、その場合はPCR一択となります。

CVSのテスト

“Lab Test”だけが日本入国に有効。結果まで1-2日かかる。無料。

Walgreenのテスト

“PCR Laboratory Test”と”Rapid NAAT”が日本入国に有効。

“PCR Laboratory Test”は結果判明まで1-2日かかる。”Rapid NAAT”は2時間で結果が出る。どちらも無料。

日本の検査証明フォーマット

日本に渡航時は、以下の日本指定の検査証明フォーマットで陰性証明を提出する必要があります。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100177968.pdf

CVS、WalgreensのどちらのPCR検査も日本提出フォーマット上は「核酸増幅検査(RT-PCR法)」に該当します。WalgreensのRapid NAATは「核酸増幅検査(NEAR法)」に該当します。

ちなみに検体取得方法についてはCVSのPCR検査もWalgreensのRapid NAATも「鼻腔ぬぐい液 Nasal Swab」でした。

上記テストを受けて陰性であれば、この検査証明書フォーマットの医師サイン以外を自分で埋めて証明書完成となります。病院名の欄には検査施設の名前(CVSやWalgreens等)と住所を記載します。アメリカから日本に渡航する場合、医師サインは不要なので空欄でOKです。
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/000825073.pdf

僕は医師サイン以外を自分で手書きした検査証明書フォーマットと、念の為、Walgreensの陰性証明書もMySOS(日本の入国事前審査が出来るアプリ)にアップロードし、渡航3日前に承認を取りました。普通の病院に陰性証明を頼んだ場合も検査証明書フォーマットしか提出しないので、手書きの検査証明書フォーマットだけでも恐らく大丈夫ですが、試すのを忘れてしまったので不明です。ちなみに以下は試しました。

  • 1回目:Walgreensの陰性証明書だけで提出→不可
  • 2回目:Walgreensの陰性証明書+日本の検査証明フォーマット(病院名・医師サインなし)→不可
  • 3回目:Walgreensの陰性証明書+日本の検査証明フォーマット(医師サインなし)→承認

僕は使っていませんが、もし自分で埋めることに不安がある場合、上記テストに加えて以下のような陰性証明書発行代行サービスを活用するもの有りかと思います。$50です。
https://ja.coronashoumeisho.com/certificate-service

日本からアメリカに渡航する際の陰性証明

アメリカは日本と違い、定性抗原検査の結果でも入国できます。(日本は定量抗原検査ならOK)

なのでアメリカで入手可能な検査キットを日本に持参し、自分で滞在先で検査し、オンラインで陰性証明を発行してもらうのが、費用と手間を考えると一番良いかと思います。最近は木下クリニックの定性抗原検査も安いですが、検査場所に行く手間が面倒なので。

うちの家族はアメリカで無料配布されていたiHealthのコロナキットを使いました。検査キットに加えてiHealthの証明書発行サービスを$25/人でオンライン購入し、自宅で検査してデジタル証明書を発行してもらいました。所要時間は1人20分程、自宅等の滞在先で完結します。ただ家族全員同時には出来ず、一人一人時間が掛かります。

検査時間も24時間対応可能なので、渡航の前日の好きな時間に検査できます。(アメリカは渡航1日前の検査が必要=24時間以内である必要はない)僕は事前申請アプリのVERYFLYに申請したかったので、フライト前日の朝7:00に検査してすぐにVERYFLY上で申請しました。1時間ぐらいで承認されました。尚、アメリカは陰性証明書の指定フォーマットはありません。

※今見たらiHealthの証明書発行サービスがSOLD OUTになっていたのでiHealthは証明書発行サービスを止めてしまったのかもしれません。一応参考までに以下の説明は残しておきます。EMedにも同様の商品があります。6パックも不要かもしれませんが、キットと証明書発行サービス込みで1人$25なのでiHealthより単価は安いです。
https://www.emed.com/products/covid-at-home-testkit-six-pack

iHealthでの検査に必要なもの

iHealthでの検査方法

  • $25の上記サービスを人数分購入し、検査時間を予約。(日本時間で予約可)
  • 検査時間になり次第、ビデオチャットに参加し、iHealthの担当者の監視の元、iHealthのキットを使い検査する。
  • 15分でキットの結果が出るのでその結果をカメラで見せる。陰性であればデジタル陰性証明がEメールで送られる。

検査結果を15分待つので検査前後の説明時間等を含めて陰性証明発行まで約20分です。陰性証明書にはQRコードらしきものがありますが、VERIFLYのQRコード読み込みには対応しておらず、一瞬焦りましたが、普通にアップロードすれば承認されました。

アメリカ・日本往復時の陰性証明まとめ

  • アメリカ→日本:WalgreensのRapid NAAT+手書きで日本指定の検査証明フォーマット(無料)
  • 日本アメリカ→:セルフ検査キット+証明書発行サービス($25)

以上、2022年4月時点で費用(時間・お金)対効果の高い陰性証明書取得方法を紹介しました。どちらも時間に余裕を持った申請が可能なので、一度試す価値はあると思います。一応、最終的には自己責任でお願い致しますと付け加えておきます。成功報告等あれば他の方の参考になるかと思いますので、twitterやコメント等で共有頂けるとありがたいです。ではでは。

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