カメラ

GR2でオーロラを撮影してきました

GR2を持参してちょっくらオーロラを撮ってきましたのでご参考に。

作例と設定

とにかく写真に収めることを優先していたのでISOは高めでノイズ多めとなっております。3日間観測して、徐々にオーロラが強くなっていきました。

初日(2020/2/1)

RICOH GR2 – F5.0 30s 18.3mm ISO3200

この日は肉眼ではほぼ見えてません。待合室で僕らと同じように待機していたインドネシア人がこれぐらいの設定にすればオーロラが映ったよと教えてくれたので、ISO3200、シャッター速度30秒で撮影して、なんとか上の写真程度のオーロラを収めることができました。

ご覧の通り、うっっっすら緑になっている程度です。肉眼で見ると、あるかないか分からない、薄い雲のようなシルエットがあるだけです。天気予報的には初日が1番良かったので、初日に見れなくて正直ガッカリでした。

2日目(2020/2/2)

RICOH GR2 – F5.0 20s 18.3mm ISO6400

捉えること優先でこの日はISO6400で撮影しました。さすがに6400まで上げると、3200と比べても夜空はかなりザラついているのが分かります。ただオーロラを写さないことには行った意味がないのでとにかく写すこと優先しています。

この日も目視ではほとんど何もみえていません。薄い雲のような白い帯をカメラで撮ったらオーロラだと分かる、というレベルです。初日よりは写真に映りましたが、期待していた程ではなかったのでこの日も消化不良で終わりました。

3日目(2020/2/3)

RICOH GR2 – F5.0 10s 18.3mm ISO6400

なんとドラマチックに最終日が1番見えました。やや緑がかっている白い帯というレベルでしたが、空で帯がゆらゆら揺れたり、急に活発に動いたりする様が見れてめちゃくちゃ感動しました。まるで生き物みたいでした。写真も3日間で1番いい感じなのが撮れています。

ISOは相変わらず6400で撮影していますが、秒数を短くしてみました。その方が、暗い空にオーロラが映えて綺麗でした。

RICOH GR2 – F5.0 5s 18.3mm ISO6400

手前の機械がいい感じ。山の向こうも緑がかっていますね。これだと肉眼で少し緑っぽい帯が見えていました。

RICOH GR2 – F5.0 3s 18.3mm ISO6400

ややカーテンっぽく撮れました。これも3秒で空は暗いですがオーロラは綺麗に撮れて色が映えています。

RICOH GR2 – F5.0 3S 18.3mm ISO6400

こちらも3秒で撮影。実際には生き物のようにウネウネ動いていました。

最高のオーロラとまでは言えませんが、充分感動できるオーロラが見れました。

他の装備

ゴリラポッド

シャッタースピードを稼ぐ必要があるので3脚は必須です。が、旅行の荷物を増やしたくないので手軽なゴリラポッドで挑みました。オーロラなら地面に置いても取れるし、何かしら置き場所を見つければ全然これで問題ありませんでした。勿論、大きい三脚があるに越したことはありませんよ。

予備バッテリー

念の為、予備バッテリーを持参しました。外気が寒いので見る見る内に充電が減る、と聞いていたからです。が、結局出番はありませんでした。そんなすごい勢いで充電が減ることはなかったですし、待合室で待っている間に充電できました。ワサビパワーが無駄になりました。

動作

マイナス20度でも特に問題なし

上でも書いた通り、カメラもiPhoneも充電が急速に減ると聞いていました。しかし10分程度カメラを外気に触れさせながら外でウロウロしても特に充電の減りが速いとは感じませんでした。外気はマイナス20度~マイナス15度でしたのでそれ以上に寒いとまた違うかもしれません。

結露には注意

寒い外でカメラを冷やしてから室内に入るとカメラが結露します。暖かい部屋の空気に含まれている水分がカメラに冷やされて液化し付着するからで、これは要注意です。

乾燥剤を入れたジップロックに入れてから室内に持ち込めば、ジップロック内の水分が減らせるので結露量も減らせますし、カメラと室内温度の間にジップロック内の空気というワンクッションが入ることで温度変化を和らげることが出来ます。

まとめ

GR2でオーロラを撮影してきた例を紹介してみました。コンデジとは言えAPS-Cを搭載したカメラなので綺麗に撮れます。旅行の荷物量を考えると僕はGR2で充分です。ただ、もっと広角レンズでダイナミックな絵を撮りたい人は、レンズ交換式カメラの方が良いかもしれません。

何にしてもオーロラ観測はめちゃくちゃ楽しかったですよ。絶対また行こうと決めました。自然好きな方にはオススメです。

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